
第1章 MSXのディスクシステム MSXには、そのその高い拡張性の一部としてディスクシステムが存在します。もちろん その仕様は論理フォーマットレベル、アクセスレベルで統一され、どのメーカーのディ スクドライブでも共通に利用できるようになっています。これによって、たとえメディ アの種類が異なっていても同じ方法でアクセスできることを保証しています。ただし、 ハードウェアについては規格として定まっていないため、ソフトウェアが直接I/Oポート やFDCを通してディスクをアクセスすることは禁止されています。 ディスクとの入出力は、ディスクシステムの中核を成すDOSカーネルが担当します。ド ライブのハードウェアによる差異は、各ディスクインターフェイスに付随するディスク ドライバが吸収するようになっています。 標準のDOSであるMSX-DOSは、16ビットパソコンで主流になっているMS-DOSに準じたフ ォーマットを採用し、その上、8ビットパソコンで発展したCP/M80のソフトがメディアコ ンバートさえすればほとんどそのまま動くようになっています。 また、Disk BASICはDOSの機能を利用しているため、DOSとDisk BASICでフォーマット が同一になっています。 また、その仕様を受け継いで発表されたMSX-DOS2は、サブディレクトリへの対応など MSX-DOSの機能を大幅に拡張しています。 ディスクドライブはMSX1、MSX2ではオプション装置となっていました。しかし、MSX2+ 以降では仕様としてディスクドライブ装置が加えられ、必ずディスクを持っていること になっています。 第2章 ディスクシステムの位置づけ MSXにおけるディスクシステムはあくまでも拡張機器の一つであるため、ディスクシス テム用に特別の拡張手段が準備されている訳ではありません。しかし、ディスクドライ ブはシステムに密着した機器であるため、MSXで定められていないワークエリアを使用し たりしています。ディスクインターフェイスは、同時に4つまで接続できるようになって います。それ以上のインターフェイスを接続した場合にはシステムが起動できません。 第3章 メモリマップ MSXでディスクを使用している状況のメモリマップは、Disk BASIC上であるか、MSX-DOS 上であるかによって大きく異なります。DOS2では、ディスクのワークエリアが減少する ため、一般にユーザーの利用できるエリアが増加します。 BASIC環境の場合、MSXではDE3FHまでのエリアを使用してプログラムを作成することが 推奨されています。これは、2DDドライブを接続するインターフェース1台を接続した場 合のフリーエリアを想定しています。 Disk BASICの場合 0000H BIOS 4000H BASIC (BOTTOM) RAMが32KB以上実装されている場合8000H フリーエリア (HIMEM) MSX-DOSワークエリア F380H システムワークエリア FFFFH MSX-DOS(2)の場合 0000H システムスクラッチエリア 0100H TPA (0006H) MSXDOS.SYS (HIMEM) MSX-DOSワーク F380H システムワーク FFFFH
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